シチパス、ティアフォーの若手が全豪で飛躍 WOWOW解説者・鈴木貴男氏「決定力と思い切りの良さ」

スポーツ報知

 テニス全豪オープン男子シングルスは8強に20歳のステファノス・シチパス(ギリシャ)、大会中に21歳の誕生日を迎えたフランシス・ティアフォー(米国)が残った。

 WOWOW解説者・鈴木貴男氏は「シチパスは勝負師。ティアフォーも戦術を持っている。いろいろやれる中でも、この相手にはこれで勝負しよう、という決定力、思い切りのよさがある」

 一方で次世代NO1候補の呼び声高い21歳の世界ランク4位アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、4回戦で元3位ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)にストレートで敗れた。第2セットにラケットを9回も投げて完全に破壊させイライラを爆発させた。すでにマスターズ大会で3勝を挙げ、昨年末のATPツアー・ファイナルでは1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破って優勝。実績は十分だが4大大会で結果が出ておらず18年全仏の準々決勝が最高。ハードコートの全豪、全米では今回の4回戦が最高と苦しい。

 「サーブが崩れると、ああなってしまう。他の選手と比べて崩れだした時に食い止める術が少ない。何かを試してみよう、この戦術をやってみよう、という考えや、勝負をかけることの思い切りが足りない。マスターズ優勝もありATPツアーフィナルも制した。能力に過信があるのかもしれない。何をやりたいのか見えなかった。ラオニッチのうまさもあった。武器のサーブを全面に出して戦えていた」

 全豪オープンは14~27日、WOWOWで連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。詳しくはこちら

スポーツ

×