「いつも一番きつい時に対戦が来る」 ジョコビッチ戦棄権の錦織が会見 

スポーツ報知

◆テニス 全豪オープン第10日 ▽男子シングルス準々決勝 ノバク・ジョコビッチ1(6―1、4―1棄権)0錦織圭(23日・メルボルン)

 第8シードの錦織圭(29)=日清食品=は、世界ランク1位ノバク・ジョコビッチ(31)=セルビア=との準々決勝を途中棄権した。4大大会の途中棄権は2016年ウィンブルドン4回戦以来。1―6で落とした第1セット終了後、右太ももの治療を受けたが動きは重いままで、第2セット1―4の時点で棄権を申し入れた。

 今大会は4試合のうち3試合がフルセットで18セット、185ゲーム、13時間47分をコートで過ごした。ダメージは大きく、前日は練習を回避して休養と回復に努めたが十分には動けなかった。以下、会見での主な一問一答

 ―棄権した状態は

 「試合前は大丈夫だったが、第1セットの第3、4ゲームであたりでサーブをした後、右太ももに強い痛みを感じて、蹴ること、曲げることが痛くてできなかった。ジョコビッチとやる時はいつも満身創痍というか、一番きつい時に対戦が来る」

 ―疲労はあったか

 「4回戦はとても動き回ってエネルギーを使った。片足が使えない状態でノバクに勝つのは難しい。このような形で敗退することになり自分でもガッカリしている」

 ―シーズンの今後に向けて

 「初めとしてはいいスタート。これから4大大会での活躍が重要になってくるし、8強以上を超えられないというのはすごく悔いが残る。ひたすら頑張っていくしかないと思う」

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