新女王・大坂なおみ「5歳になれた」

スポーツ報知

◆テニス 全豪オープン第13日(26日・メルボルン) ▽女子シングルス決勝 大坂なおみ2(7―6、5―7、6―4)1ペトラ・クビトバ

 大坂なおみ(21)=日清食品=が4大大会2連勝を果たした。決勝でペトラ・クビトバ(28)=チェコ=に競り勝ち、18年全米オープンに続き、全豪オープン初優勝。大会後に発表される世界ランクで男女通じてアジア人初の1位に輝くことが決まった。以下、会見での主な一問一答

 ―大会を振り返って

 「目覚ましいものだった。とてもタフだったり、リードされる試合がいくつもあった。負けていても意志があれば挽回して勝てること、ブレイクポイントも防げること…それを示せたと思う」

 ―第2セットでマッチポイントを逃してドラマがあった

 「ドラマとは思わない。彼女はサーブがいい選手だし、彼女のサービスゲームだった。それをキープしただけのこと」

 ―全米と違って温かい雰囲気だった

 「それ、聞かれると思った。ニューヨークでは観客の多くがセリーナのファンだった。ここでは半々くらいだったように思う。どちらも応援しているのが聞こえてうれしかった。同時に自分は試合に集中しようと思った」

 ―第2セットの後の切り替えはどうしたか

 「そんなに時間はかからなかった。後悔はしたくなかった。第2セットの後に立て直せなかったら試合を振り返って泣くことになるだろうと考えていた」

 ―全米と今回、どちらが大変だったか

 「初めてだったから全米オープンの方が大変だった。経験もなかったし、自分のキャパシティがどれだけなのかも分からなかった。今は自分がどれくらいできるのか分かっている」

 ―開幕前に3歳だった精神年齢は、今いくつか

 「毎日1歳ずつ成長しているから、今日は5歳かな(笑い)」

 ―世界ランク1位の実感はいつ湧くと思うか

 「姉(まり)に会った時かな。誰かNO1選手でしょう? 私です~ってね」

 ―今後の目標は

 「目標は常に大会で優勝すること。だから次の目標は次の大会で勝つこと。(昨年ツアー初優勝した)BNPパリバ・オープンに出場するのでもう一度優勝したいし、その次のマイアミ・オープンも勝ちたい。その2つを続けて勝てたら世界最高の選手だと思うから、それが目標」

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