【Tリーグ】日本ペイント、ダブルス11連敗阻止

スポーツ報知
ダブルスを制した日本ペイントの(左から)蘭曦、馮天薇組(Tリーグ提供)

◆卓球Tリーグ女子 名古屋1―3日本ペイント(11日・名古屋武田テバ)

 名古屋市武田テバオーシャンアリーナなどで2試合が行われ、女子の日本ペイントマレッツが3―1でTOP名古屋を下し、3位を死守した。10連敗中だった第1試合のダブルスを馮天薇(32)=シンガポール=、蘭曦(23)=中国=組が制し、昨年10月以来の2連勝。名古屋は徐孝元(31)=韓国=が3―1で加藤美優(19)に競り勝ち、自身の連敗を6で止めた。男子は首位の木下マイスター東京が3―1で琉球アスティーダに勝利。

 日本ペイントが課題のダブルスの連敗を10で止め、3位を守った。蘭が来日初戦だった9日の神奈川戦は0―2の完敗も、三原孝博監督は試合後に「急ぐ必要はない。自分の力を十分出せる準備をしてくれ」と言葉をかけ、馮とのペアを2日連続で起用。攻撃の意識を高めてストレート勝ちで期待に応え、チームも昨年10月以来の2連勝。「勝因はダブルス」とたたえた。

 2人は約5年の交流があり、ともに中国の超級リーグでもプレー。今回のTリーグ途中参戦も、馮の「左でいい選手がいる」という紹介がきっかけだった。12年ロンドン五輪銅メダルの馮が「映像をたくさん見たり準備がすごい」と認め、蘭も「経験豊富で学びたい」と尊敬する間柄だ。

 10日でファイナル進出の2チームは決定したが、初年度最下位は免れたいところ。4位・名古屋との勝ち点差を6に広げた三原監督は「意識がないと言ったらウソになる」と残り4戦へ必勝を期した。(林 直史)

スポーツ

×