【杉山愛の目】大坂なおみの衝撃決断も新鮮さはプラスに…自身の経験を語る

スポーツ報知

 女子テニス世界ランキング1位の大坂なおみ(21)=日清食品=は12日、自身のツイッターでサーシャ・バイン・コーチ(34)との契約解消を明らかにした。昨季から指導を受け全米オープン(OP)、全豪OPと4大大会2連勝の快挙を達成。男女を通じてアジア勢初の世界1位となり、新たな境地を目指して決断したとみられる。後任は未定で、次戦のドバイ選手権(17日開幕)はコーチ不在で臨む。

 大坂選手の決断には衝撃を受けました。本人の努力はもちろんありますが、バイン・コーチが押し引きしながらメンタル面を成長させ世界1位まで引き上げたのは素晴らしい仕事。指導経験は浅くてもセリーナらトップ選手と一緒にやってきた積み重ねはある。トレーニング担当らと一緒に、チームとしていいハーモニーだと思っていました。

 私がコーチを代えたのはマンネリ打破やレベルアップしたい時などでした。母(芙沙子さん)とは10年やりましたが、離れた期間や別の人に臨時でお願いしたこともありました。同じことでも言う人が変わると違う耳で聞けて、胸にストンと落ちたりしたものです。

 今後、NO1として今まで以上のプレッシャーがかかっていくでしょう。客観的に見てくれるコーチの存在は欠かせません。コーチを代えると新鮮な空気になることはプラスです。まだまだ伸びる要素がありますし、伸び続けられる=1位で居続けられるということと考えてほしいです。(元ダブルス世界1位)

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