サンウルブズ、開幕戦黒星 元日本代表トンプソン奮闘も「フィジカル勝負で負けた」

スポーツ報知

◆スーパーラグビー開幕節第2日 シャークス45―10サンウルブズ(16日、シンガポール国立競技場)

 参入4季目の日本チーム、サンウルブズは開幕戦で昨季8位のシャークス(南アフリカ)に10―45で敗れた。スーパーラグビー初陣となった37歳の元日本代表ロック、トンプソン・ルーク(近鉄)が献身的なプレーで貢献したが、大柄な相手にスクラム、ラインアウトで苦戦。後半は無得点に終わった。23日は秩父宮で昨季オーストラリア地区1位のワラタスと対戦する。

 サンウルブズはW杯イヤーの開幕戦を飾れなかった。日本代表当落線上にいる選手にとっては数少ないアピールの機会。しかし第1列に南アフリカ代表経験者が並ぶ相手FWに押された。10―3の前半17分にモールでトライを許し、スクラムでは何度も反則を取られ、後手に回った。

 トンプソンは「初出場はうれしいけど結果はめちゃくちゃ残念。フィジカル勝負で負けた。規律もよくなかった」と複雑な表情を浮かべた。

 攻めては前半9分にセンターのゲイツが挙げた1トライのみ。後半5分から出場の松田は「攻めた時はいい形ができていた。その時間をいかに長くできるか」と課題を挙げた。

 現在、国内合宿で調整するリーチ・マイケル(東芝)ら主力は3月以降に順次合流する。限られた時間で、チームも個人も成長して、まずは秩父宮での第2戦で初勝利を目指す。

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