【Tリーグ】彩たま、直接対決で痛恨の黒星 坂本竜介監督「最後までベストを尽くす」

スポーツ報知
ダブルスで奮闘する平野友樹(左)、鄭栄植組(Tリーグ提供)

◆卓球Tリーグ男子 彩たま1―3岡山(17日・岡山武道館)

 3位のT.T彩たまは1―3で2位・岡山リベッツに敗れ、3連敗となった。勝ち点でも残り3試合で岡山と10差。上位2チームによるファイナル(3月17日・両国国技館)進出へ、後がなくなった。

 今季最後の岡山との直接対決で、彩たまが痛恨の黒星を喫した。坂本竜介監督は第1試合に「エースダブルス」と信頼を置く鄭栄植(韓国)、平野友樹組を起用。勝率8割を超える岡山の上田仁、森薗政崇組にぶつけた。だが、第1ゲームは10―8、第2ゲームは8―4とリードしながら、逆転負け。平野は「勝負所で自分のミスが多かった。最後1本、相手の方が多く返した。そこで自分が返せなかったのが…」と責任を背負った。

 勝負をかけた第1試合で流れに乗れず、第2試合は黄鎮廷(香港)がフルゲームの末に吉村和弘に屈した。それでも、鄭が李尚洙との韓国代表対決にストレートで完勝。シングルスでリーグ2位タイの11勝目をマークして第4試合に望みをつないだが、アポロニア(ポルトガル)が敗れた。

 チームは5連勝後、3連敗。一時はファイナル進出へ着々と前進していただけに、平野は「自分も含め、チーム全体がファイナルに絶対出ないといけないという緊張やプレッシャーがすごく多くなっていた」と振り返る。

 だが、これで岡山との勝ち点差は10に広がった。逆転には岡山が2連敗した上で、残り3試合で4―0勝利を含む全勝が絶対条件だ。極めて厳しい状況だが、坂本監督は「スポンサーさんやファンの人たちもすごく応援してくれている。最後までベストを尽くす」と宣言。鄭も「少しだけど可能性がある。最後までチームと一緒に頑張ります」と誓った。奇跡を信じ、まずは19日の琉球アスティーダ戦に必勝を期す。

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