早田ひな、ポルトガルOP優勝 決勝で橋本帆乃香とフルゲームの激戦制す

スポーツ報知
早田ひな

 卓球の「ITTFチャレンジプラス ポルトガル・オープン」は17日、リスボンで女子シングルス決勝が行われ、世界ランク42位の早田ひな(18)=日本生命=が、同24位の橋本帆乃香(20)=ミキハウス=を4―3で破り、優勝した。

 日本勢同士の対決となった決勝は、1時間を超える熱戦となった。中国選手3人を破って勝ち上がってきた橋本の精度の高いカットに対し、早田は積極的なフォアドライブで対抗。ゲームカウント0―2から3ゲームを連取し、逆転した。

 だが、同日に行われた胡麗梅(中国)との準決勝に続き、2戦連続のカット主戦型との対戦。何度も汗を拭うなど疲れがにじんだ第6ゲームを落とすと、第7ゲームも7―2と先行しながら猛追を受けた。それでも10―8からのラリーで、最後はクロスへの強打が決まり、今年初の国際大会で見事に優勝を果たした。

 今大会はワールドツアー(プラチナ6大会、レギュラー6大会)よりも格付けは低いが、中国選手や欧州のトップ選手が参戦していた。早田は3回戦で元世界1位の劉詩☆(中国)を4―2で破る金星を挙げるなど、難敵を次々と破ってのタイトル獲得。3月2日の世界選手権最終選考会に弾みを付けた。

☆=雨カンムリに文

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