【Tリーグ】張本智和3連敗 東京またファイナルお預け

スポーツ報知
琉球・有延大夢(左)に敗れ、肩を落とす東京・張本智和(Tリーグ提供)

◆卓球Tリーグ男子 琉球4―0東京(18日、高砂市総合体育館)

 高砂市総合体育館で行われ、首位の木下マイスター東京は0―4で4位の琉球アスティーダに敗れた。張本智和(15)は第2試合で有延大夢(24)に1―3で屈し、ダブルスも含め自身3連敗。チームも初代王者を争うファイナル(3月17日・両国国技館)進出に王手をかけてから2連敗となった。琉球は連敗を4で止め、ダブルスでは福原愛さん(30)=ANA=の夫・江宏傑(29)=台湾=がTリーグ初勝利を挙げた。

 張本が不振を抜け出せない。琉球・有延の積極的な攻撃に後手に回り、ノータッチで抜かれるシーンも目立った。フォアハンドの精度も欠き、厳しい表情のまま1―3の敗戦。16日の岡山戦ではダブルスも含めて初めて2敗を喫したが、これで自身3連敗。試合後は「勝てなくて悔しかった。ミスが減るように頑張りたい」と、言葉少なだった。

 開幕から首位を独走していたチームも、これで2戦連続の0―4負けだ。延長負けでもファイナル進出が決まった一戦で、またも足踏み。ともに2試合を残す2位の岡山とは勝ち点2差に迫られている。ただ、邱建新監督は「3位の彩たまとは勝ち点12差があるし、(張本も)全く心配してない」と、動じていない。今回の2連戦は欠場した水谷隼(29)も、ラスト2戦では復帰予定。ベストメンバーで最後を締めくくり、ファイナルへ弾みをつける。(林 直史)

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