【卓球通信】五輪代表争い本格化 宮崎強化本部長「全選手にチャンスがある」

スポーツ報知
全日本選手権を制した水谷隼と伊藤美誠

 五輪代表争いが3月のカタール・オープン(OP)から本格化する。その行方を左右しそうなのが新設で年間3大会ある「T2ダイヤモンド」だ。高額賞金に加え、過去1年間の成績上位8大会を基準に決まる世界ランク(WR)にボーナスポイント(優勝で1000、出場で400)で加算されるのが特徴。日本はシングルスの五輪代表にWR上位2人を選ぶ方針で、出場権を得る意味は大きい。

 同大会の出場選手は男女16人ずつで、うち15人はツアー成績によるランキングで選ばれる。そのため宮崎義仁強化本部長は「全選手にチャンスがある。カタールからしっかり頑張ってもらったら五輪レースで勝ち抜ける」とスタートダッシュの大切さを説く。7月の第1戦の出場選手は5~6月の中国OPまでのツアー3大会の成績で決定。1月のハンガリーOPは全日本選手権と日程が重なっていたため、日本人選手にとってはカタール、中国OPが勝負となる。(林 直史)

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