大坂なおみに日本勢初の“スポーツ界のアカデミー賞”ローレウス賞「本当に感謝」

スポーツ報知
大坂なおみ

 世界のスポーツ界で活躍した個人、団体に贈られる「ローレウス・スポーツ賞」が18日に発表され、躍進した選手が対象の「ブレークスルー賞」に大坂なおみが選ばれた。同賞を日本選手が受賞するのは初めて。大坂は同賞の公式ツイッター上にビデオメッセージを寄せ「賞を頂けたことを本当に感謝している。一緒に支えてくれた家族やコーチスタッフにも感謝したい」と述べた。

 大坂は昨年9月の全米オープンで、男女通じ日本勢初となる4大大会シングルス制覇を飾った。強力なサーブを軸にショット精度や精神面も安定感を増し、今年1月の全豪オープンも優勝。68年のオープン化以降、史上6人目となる4大大会初Vからの2連勝を達成し、大会後の1月28日付でアジア人初となる世界ランク1位の座にも就いた。

 ◆ローレウス賞 「スポーツ界のアカデミー賞」を目指し、ドイツの自動車メーカー・ダイムラークライスラー(当時)とスイスの高級ブランド・リシュモンが00年に創設。受賞者にはカルティエのデザインによる「ローレウス像」が贈られる。今回は、故障などを乗り越えた選手に贈られる「カムバック賞」にフィギュアスケート男子で冬季五輪2連覇の羽生結弦(ANA)もノミネートされていたが落選。過去にノミネートされた日本勢には、05年カムバック賞の柔道男子・野村忠宏、10年障害者選手部門の車いすテニス男子・国枝慎吾らがいる。

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