ひながまさかの大逆転負け「五輪すごく遠くなる」

スポーツ報知
準決勝で加藤美優に敗れた早田ひな

◆卓球ジャパントップ12兼世界選手権日本代表選考会第1日(2日、カメイアリーナ仙台)

 女子世界ランク42位で、1次選考会を全勝通過した早田ひな(18)=日本生命=が、準決勝で加藤美優(日本ペイント)に3―4(11―4、11―4、9―11、7―11、11―7、8―11、11―13)で逆転負けを喫し、代表切符を逃した。3―3で迎えて最終ゲームは10―5とマッチポイントを握ったが、そこから加藤の驚異的な粘りに屈した。相手の緩急をつけた攻撃に「裏に裏に考え過ぎて空回りした。自分に勝つための対策に最後まで対応できなかった」と唇をかんだ。

 1月の全日本選手権で4強入りし、2月中旬のポルトガル・オープンでは元世界1位の劉詩ブンなどを下して優勝。勢いに乗って、仙台に乗り込んだ。初戦では全日本準Vの木原美悠(エリートアカデミー)を退け、準決勝も2ゲームを連取。ところが第3ゲームから加藤のしゃがみ込みサーブに翻弄された。「レシーブが限定されてしまったというか、出せる技術が絞られてしまって。相手に最後待たれて打たれてしまったのが悪かった。自分の思い通りにいかなかったので、気持ちの面でも弱気になっていたと思う」

 東京五輪出場のためにも世界選手権は出ておきたい大会だったが、残念な結果に。「世界選手権に出ないとポイントも稼げないし、五輪もすごく遠くなるので、今の時点ではすごい厳しいかなというのはあるけど、その分、ワールドツアーでしっかり勝ち上がって、どんどん中国人選手に勝ってポイントを稼いでいくしかない」と、腹をくくっていた。

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