吉村和弘、東京アート入り…日本リーグとTリーグの両リーグ参戦も視野

スポーツ報知
吉村和弘

 卓球の世界選手権(4月21日開幕、ハンガリー)代表の吉村和弘(22)が愛知工大を卒業後、4月から実業団の東京アートに進むことが16日、分かった。

 当初はプロ選手として母体を持たず活動する考えを持っていたが、関係者によると、2020年東京五輪の代表争いを見据え練習環境を重視。日本リーグで最多15度の優勝を誇る名門に所属し、成長を目指すことを選択した。日本リーグからTリーグへのレンタル制度は来季も継続される見込みで、両リーグへの参戦も視野に入れているという。

 吉村はリオ五輪団体銀メダルの真晴(25)を兄に持ち、17年全日本選手権準Vなどの実績を誇る。世界屈指と評判のバックハンドを武器に、昨年は香港OPでワールドツアー初優勝。オーストリアOPで当時世界ランク4位の林高遠(中国)を破るなど国際大会で結果を残し、世界選手権代表に初選出された。

 Tリーグでも岡山リベッツの一員として存在感を見せている。シングルスは5勝7敗だが、1ゲーム先取の延長戦では東京・張本智和を2度破るなど、3戦全勝と勝負強さを発揮。17日のファイナルでも、勝負を決める活躍が期待される。

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