【Tリーグ】初代MVPの水谷、ダブルスで負けてもシングルスで世界7位の李に完勝、大黒柱の意地見せる

スポーツ報知
フォアハンドで攻める水谷

◆Tリーグ ファイナル(17日・両国国技館)

 木下マイスター東京の水谷隼(29)=木下グループ=は、自ら出場した第1試合のダブルスを落とし、1―1で迎えた第3試合で大黒柱の意地を見せた。17年世界選手権個人戦3位で世界7位の李に完勝。得意のサーブから常に先手を取って攻め「最高に気持ちいい。ダブルスで負けてしまったので、シングルスは絶対に落とせなかった。その強い気持ちが結果に表れて良かった」と喜んだ。

 海外リーグに参戦していた昨季までと異なり、日本に拠点を戻した今季は「10年間1人で練習をしてきたけど、チームメートができたことで気持ちが楽になった」と充実の日々を送る。この日は会場中央のコート部分だけライトで照らされ、観客席では暗闇の中でペンライトの光が揺れた。男子の試合は5120人の観客が熱戦に酔いしれた。

 水谷はシーズンでも張本に次ぐ14勝5敗。ダブルスも合わせればチーム最多の34試合に出場。初代MVPにふさわしいフル回転だった。

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