ジョセフHC、サバイバル宣言 60人の代表候補を6月に絞り込み

スポーツ報知
沖縄合宿での特訓の成果を総括したジョセフHC

 ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、49)が19日、沖縄合宿の最終日を前に総括し、約60人の代表候補を6月に35~40人にまで絞る考えを示した。

 基礎体力の底上げや戦術の落とし込みにかけた7週間は、W杯開幕まであと半年の20日に終了。実戦強化に移行する25日からの海外遠征では28人を選び、サバイバルを課す。指揮官は「この7週間は非常に手応えを得ている。遠征では最高のパフォーマンスが期待できる」とうなずいた。

 代表争いが激化するポジションは、主将のリーチ、マフィの2015年W杯組や新鋭の姫野ら10人がひしめくFWのフランカーやNO8陣で“生存率”は50%だ。「6月には代表資格を取得予定の2人の外国出身選手も加わり、9~10人と層が厚くなる。ここから5~6人に絞るから非常に競争率が高くなる」。過度の疲労蓄積で合宿途中から見学人になったリーチを含め、9月2日の最終登録メンバー31人入りへ「いいパフォーマンスを期待している」と尻をたたいた。

 W杯8強入りへの第1弾ロケットの切り離しは成功。「半年後のW杯へ、このまま積み上げ、ベストのピークを迎える」と意気込んだ。(小河原 俊哉)

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