東藤なな子、バスケ3人制女子代表候補初選出「1対1の強さやスピードをアピールする」

スポーツ報知
3人制女子日本代表候補合宿の初参加に意欲を見せる東藤

 バスケットボール女子U―18日本代表でこの春札幌山の手高を卒業したフォワード東藤なな子(18)が、20年東京五輪の新種目となるバスケ3人制の女子日本代表候補に初選出され、21~24日に東京で行われる候補強化合宿に参加する。今後は5人制と3人制の二刀流で、東京五輪出場を目指す。

 5人制と3人制、2つの目標に東藤が挑む。5人制では昨秋のU―18女子アジア選手権(インド)の主力として準Vに貢献、今年7月のU―19女子ワールドカップ(タイ)代表も狙う期待の存在。初挑戦の3×3に向け「プレー幅を広げるチャンス。1対1の強さやスピードをアピールしたい。今後は両種目で、来年の東京五輪代表に挑戦したい」と意欲を見せた。

 今回の合宿は、3×3アジアカップ(5月24~26日・中国)、3×3ワールドカップ(6月18~23日・オランダ)の派遣選手(代表4人、補欠2~3人)の選考も兼ねる。19人の参加選手には、札幌山の手高出身のフォワード尾崎早弥子(さやこ、21)=桐蔭横浜大=とセンター栗林未和(20)=富士通=もおり「先輩がいるのは心強い。励まし合い、一緒に代表入りしたい」と話した。

 卒業後はWリーグのトヨタ紡織で夢を追う。「どちらの種目でも、五輪に出られたら最高。今後はフィジカル強化に力を入れ、国際舞台で通用する選手になりたい」と飛躍を誓った。(小林 聖孝)

 ◆東藤 なな子(とうどう・ななこ) 2000年11月29日、札幌市生まれ。18歳。バスケットは小学4年から。札幌新川中3年で全道中学準V、全国中学16強。高校1年時の高校総体4強、ウィンターカップ8強。3年の高校総体16強、国体4強。家族は両親と兄。175センチ、60キロ。

スポーツ

×