中国電力・成本綾海が東京選手権初V「これからの自信につながる」

スポーツ報知
東京選手権女子シングルスで優勝した中国電力・成本綾海(中央)

 卓球の東京選手権は24日、最終日が行われ、女子シングルスは成本綾海(24)=中国電力=が初優勝を果たした。決勝で山本笙子(中大)を4―0で下した。

 ヤマ場は5回戦だった。これまで未勝利だったという馬克(デンソー)に1―3と追い込まれたが「コーチに『もっと自信を持って。いろいろ今試しているところだから、納得いく試合をやりなよ』って言われて、すごい気持ちが楽になりました」と逆転勝ち。その後は平侑里香(サンリツ)、松沢茉里奈(十六銀行)ら同じ日本リーグの実力者との対決を制し「いつも個人戦は準決勝で負けたり、ベスト8止まり。準決勝の壁を破れて、決勝で勝てたのはこれからの自信につながる」と喜びをかみしめた。

 所属する中国電力は今年度、日本リーグの後期大会とプレーオフを制して創部28年目で初の年間総合優勝と波に乗る。「前期はまだ優勝できてないので、誰が出るか分からないけど、自分が出たらしっかり勝ち越したい」。30日に始まる地元での「ひろしま国際オープン」や来季に向け、弾みの付く優勝となった。

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