内山高志、評論家デビューで後輩・田口良一を絶賛「さらに強くなる」

2018年1月1日6時0分  スポーツ報知
  • 世界タイトル戦2本のベルトを手に内山高志氏と記念撮影する田口良一(右)

 ◆報知新聞社後援 プロボクシング トリプル世界戦 ▽WBA・IBF世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座統一戦12回戦 ○WBA王者・田口良一(判定3―0)IBF王者・ミラン・メリンド●(31日、東京・大田区総合体育館)

 元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(38)が31日、スポーツ報知で評論デビュー。一昨年まで6年連続で大みそかの主役を務めてきた名王者が、後輩王者の偉業を熱く語った。

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 田口の1年を漢字1文字で振り返るなら「頂」だろう。日本人で3人目の統一王者になり、WBA王座は現役最長のV7。そしてボクシング界の1年を締めくくる大みそかのメインをしっかり張れる、まさに日本トップのボクサーになったと評価したい。

 僕の採点でも田口の117―111だった。メリンドはワンツーが打てないフック系の選手で田口が得意とするタイプ。こういう相手にはガードを上げ、フックを受けながらボディーブローを合わせるのが田口だ。もともとの持ち味がボディー打ちとスタミナだが、この1年でパンチの精度が高くなり、相手の良さを消すボクシングにも磨きがかかった。相手が得意とするカウンターを出させないよう、ロングからのストレートもあまり打たなかった。

 序盤は元気が良かったメリンドだが、田口にジャブでコントロールされ何もできなかった。3回以降はガードを固めて防戦一方になる場面が出てきたから、後半には落ちるなと感じた。10回以降は一方的で、田口が倒すかと思ったほどだ。僕の経験から言うと、防衛を重ねていくと基本がおろそかになるもの。常に原点を忘れない気持ちがあれば、さらに強くなる。

 ◆内山 高志(うちやま・たかし)1979年11月10日、埼玉・春日部市生まれ。38歳。花咲徳栄高1年でボクシングを始め、拓大4年から全日本選手権3連覇などアマ戦績91勝(59KO)22敗。2005年7月にプロデビューし、10年1月にWBA世界スーパーフェザー級王座奪取。15年2月に日本選手初のスーパー王者に認定。16年4月の12度目の防衛戦で敗れ王座陥落。17年7月に引退表明。プロ通算24勝(20KO)2敗1分け。172センチの右ボクサーファイター。独身。

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