“庶民派ボクサー”木村翔、初防衛から一夜明け「とりあえず引っ越しをしたい」

スポーツ報知
一夜明け会見で、チャンピオンベルトとトロフィーを手に笑顔を見せる木村翔

 プロボクシングのWBO世界フライ級王者・木村翔(29)=青木=が初防衛から一夜明けた1日、所属ジムで会見を行った。同級1位・五十嵐俊幸(33)=帝拳=に9回TKO勝ち。家賃5万円で5畳1Kの部屋に住む自称「庶民派ボクサー」は、オフにやりたいことを聞かれ「とりあえず引っ越しをしたいので、物件探しをしたい」と明かした。希望物件は「夜景がきれいなところに住みたい。世界チャンピオンですからね。そこからの眺めはいいのかな」と夢の高層マンションに目を輝かせた。

 昨年7月に2008、12年五輪2連覇した中国の英雄・鄒市明(ゾウ・シミン)から王座を奪取。中国では「世界拳王」などと知名度が急上昇したが、国内では有名とは言えなかった。しかし、大みそかの激闘を終えると「今日、(ジムに)来る途中にタクシー、電車でも『木村選手ですよね?』と声をかけられた」と知名度アップを実感。試合で右目の上をカットし、5針を縫っていたため「さすがに傷があったら気づくんだな」と苦笑いした。

 興奮で午前7時まで眠れなかったが、LINEやSNSで「感動しました!」などとメッセージをもらい、感慨に浸った。次戦は鄒市明との再戦が有力視される。「まだまだハングリーにいきたい。これからテレビとかにも出て、『木村翔』をアピールしたい。熱い試合をしていけたら」と貪欲に語った。

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