山中慎介、ネリとの雪辱戦へカギは“下半身”姿勢を保つ防御で王座返り咲き

2018年1月24日6時0分  スポーツ報知
  • 真剣な表情で練習に打ち込む山中(カメラ・相川 和寛)
  • スパーリングで左ストレートを打つ

 ◆報知新聞社後援 プロボクシング ダブル世界戦 ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ 王者・ルイス・ネリ―前王者、同級1位・山中慎介(3月1日、東京・両国国技館)

 プロボクシング前WBC世界バンタム級王者・山中慎介が23日、“仮想ネリ”を相手に連打対策を披露した。昨年8月にV13を阻まれた同級王者ルイス・ネリとの因縁の雪辱戦に向け、都内の所属ジムで外国人パートナー2人を呼んでスパーリングを開始。前に圧力をかけられて4回TKO負けした反省を生かし、下半身を意識して姿勢を保つ防御を確認した。

 戦闘モードに突入した。山中は、WBC世界バンタム級12位マイケル・ダスマリナス(25)=フィリピン=を相手に3分×2回のスパーを披露。「まだまだだけど、初日としては問題なくやれた」。ネリのように足を止めず前に出る相手に打ち込まれる場面もあったが、充実感をにじませた。

 テーマに置いたのは姿勢の保持だ。プロ初黒星の試合では、両拳を振り回すネリに圧力をかけられて体が浮き、パンチをまとめられた。「下半身が死んだ状態だった。ネリの回転(の効いたパンチ)はガードだけでは対応できない」。そのためにスタンス幅を狭め、パンチをかわしやすい位置をキープ。狭めた長さを細かく問う報道陣に「3・8センチくらい」と冗談交じりに話しつつ「それくらいのレベルでやっている」と微妙な感覚を修正した。

 姿勢が決まれば“神の左”もさく裂する。昨年11月のネリの試合を映像で確認。「連打の間にダウンをもらっていた。向かってきたところにチャンスはある」と光明を見いだした。前回は姿勢が崩れたせいで自慢の左ストレートを見せられなかったが、至近距離でも力強く打てる左を練習。ダスマリナスの直後にもう一人のフィリピン人選手と2回を行った際には、何度も左を当ててみせた。

 「気持ちの面で挑戦者というのは大きい。1か月ちょっと、しっかり修正して上げていきたい」。王座返り咲きへ、スパートをかける態勢に入っている。(浜田 洋平)

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