岩佐V1もKO逃し猛省「最弱のチャンピオンです」

2018年3月2日6時0分  スポーツ報知
  • 3回、サウロン(右)にパンチを繰り出す岩佐

 ◆報知新聞社後援プロボクシング・ダブル世界戦 ▽IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ ○岩佐亮佑(判定3―0)エルネスト・サウロン●(1日、東京・両国国技館)

 IBF世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(28)=セレス=が、初防衛に成功した。同級13位のエルネスト・サウロン(28)=フィリピン=に3―0で判定勝ち。万全の試合運びながら、試合後は怒りを爆発させた。岩佐は25勝(16KO)2敗。サウロンは21勝(8KO)3敗1分け。

 岩佐は多彩なパンチで圧倒し続け、11回には猛ラッシュで挑戦者をダウン寸前まで追い込んだ。ジャッジは1人が12点差のフルマーク、残り2者が10、8点差をつけた圧勝の判定。それでも「見ての通りスーパーバンタム級、最弱のチャンピオンです。本当に申し訳ない」と猛省した。

 昨年10月、元世界3階級制覇王者・長谷川穂積氏(37)と食事をした際に「うまい岩佐より、強い岩佐を見せてほしい」とゲキを飛ばされた。「ほぼ週1のペースで大嫌いだった筋トレで鍛え始めた」。豪快に倒すため、地道に鍛え続けた。この日、テレビ解説を務めた長谷川氏の目の前で、倒して勝てなかったことが悔しかった。

 試合後は、11年に日本王座を争って敗れた山中の試合を観戦し、TKO勝ちしたネリに激怒した。ネリは前日計量で制限体重をパスできずに王座剥奪。「あれだけ失態をして、リング上で勝って喜んでいる。ボクサーの中で一番尊敬できない。ボクシング界から去ってほしい」と憤慨した。V2戦の時期は未定も、指名試合となる予定。引退表明した山中のためにも、このままでは終われない。「強い王者」を目指す岩佐の挑戦は、始まったばかりだ。(高橋 宏磁)

 ◆岩佐 亮佑(いわさ・りょうすけ)1989年12月26日、千葉県柏市生まれ。28歳。中学2年からセレスジムでボクシングを始め、習志野高で高校3冠を達成。2008年にプロデビュー。11年3月に日本バンタム級王座戦で山中慎介(帝拳)に10回TKO負け。同11月に同級で日本王座、13年12月に東洋太平洋王座、17年9月にIBF王座を奪取。身長171センチの左ボクサーファイター。

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