辰吉寿以輝、父・丈一郎が敗れたプロ9戦目へ「僕は負けないです」 7・27インドネシア王者に挑戦

スポーツ報知
大阪帝拳・六車卓也ヘッドコーチ(左)のミットにパンチを打ち込む辰吉寿以輝

 大阪帝拳ジムは20日、元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(48)の次男・寿以輝(21)が7月27日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で、プロ9戦目となるインドネシアフェザー級王者・ノルディ・マナカネ(34)とのスーパーバンタム級10回戦(報知新聞社後援ドラマチックボクシング)を行うと発表した。寿以輝は自身初の10回戦。

 デビュー8連勝中の寿以輝は、判定勝ちした4月30日の石橋俊(仲里)戦から3か月弱でのリング。「早く試合が決まってうれしい。しっかりKOで勝ちます」とベテラン王者相手のKO勝ちを宣言した。父・丈一郎が92年9月、世界王座初防衛戦でビクトル・ラバナレス(メキシコ)に9回TKO負けし、プロ初黒星を喫したのがプロ9戦目。だが、寿以輝は因縁の数字「9」を気にする様子もなく、「大丈夫。僕は負けないです」と笑い飛ばした。

 また同ジムは、OBで元WBA世界バンタム級王者・六車卓也氏(57)が5月20日付けで、同ジムのヘッドコーチに就任したことも発表。この日、寿以輝のミット打ちを受けた六車ヘッドは「寿以輝には重いパンチがあるので、これからキレのあるパンチも教えていければ。大阪帝拳の総合力で育てていきたい」と同ジム4人目の世界王者輩出へと全力を注ぐ。対戦する両選手の通算成績は寿以輝が8勝(5KO)、マナカネが32勝(18KO)24敗2分け。

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