村田諒太、V2戦に向けて「最悪な」沖縄合宿に出発

スポーツ報知
沖縄合宿に出発する村田諒太

 プロボクシングWBA世界ミドル級王者・村田諒太(32)=帝拳=が25日、羽田空港から8日間の沖縄・国頭村での合宿に出発した。昨年10月に王座を奪取し、4月にミドル級で日本人初の防衛に成功。快挙から2か月以上がたち「さび落としみたいな感じ。この時期にいいところでキャンプをさせてもらって、感謝しないといけない」と楽しみな様子だった。

 初防衛戦前にも1月と2月に沖縄合宿を敢行。約2キロの急勾配の坂道を走るなど下半身を中心にを鍛えた。「坂道ダッシュはよかった。今回もやる。スタミナ強化になる」と意気込みつつ「あの最悪なやつね」と、もん絶必至のトレーニングに苦笑い。「(前回は)スプリント系もやって短距離の走り方がうまくなった。今回も刺激を入れていってもいいかな」と普段と違う動きを取り入れて体を作っていく。

 9月か10月に米ラスベガスで予定されるV2戦は、WBAから23勝(16KO)1敗の同級3位ロバート・ブラント(27)=米国=との対戦指令が出されている。同じ階級では、WBA・WBC統一王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が挑戦者サウル・アルバレス(メキシコ)と9月15日に再戦することが決定。昨年9月は引き分けだった両者の対決に「やっぱり楽しみ。両方とも倒れるのが想像できない。(V2戦で)勝てたら勝者と対戦したい」と力を込めた。ビッグマッチ実現へ、まずは次戦へのベース作りに励む。

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