加納陸、8・24後楽園で小野心に挑戦 日本王座獲得から再浮上めざす

スポーツ報知
次戦へ向けて意気込む大成ジムの(右から)加納陸と秋月楓大

 大成ジム(兵庫・三田市)は4日、元WBO世界ミニマム級(47・6キロ以下)1位の加納陸(20)が、8月24日に東京・後楽園ホールで日本同級王者・小野心(35)=ワタナベ=に挑戦することを発表した。加納は16年8月、18歳でWBO世界同級王座決定戦に出場したが、高山勝成(仲里、当時)に6回負傷判定負け。17年5月、WBOアジア太平洋同級王座決定戦でもトモグダン(フィリピン)に6回KOで敗れた。その後2連勝中だが、世界戦線再浮上へ、日本王座獲得を足掛かりにしたいところだ。

 同ジムで会見した加納は「昨年5月に負け、やっとタイトル戦線に戻って来たけど、日本王座は目標ではない。パッと奪取して次のステップへ行きたい」と、小野とのサウスポー対決を通過点だと強調。日本ボクシングの聖地・後楽園ホールではアマ時代に2戦して1勝1敗で、プロ入り後は初ファイトだが「東京のお客さんに衝撃を与えたい。KOするつもり」と自信を見せた。丸元大成会長(42)も「もう一度、加納陸ここにありと認めてもらい、世界を目指したい」と意気込む。

 小野は2度の世界挑戦経験があり、今年4月に獲得した日本王座の初防衛戦となる。通算成績は加納が8勝(4KO)2敗、小野が22勝(5KO)9敗3分け。

 また、加納の同僚で元WBCアジアバンタム級王者の秋月楓大(19)が、7月29日にエディオンアリーナ大阪第2競技場にて中村祐斗(21)=市野=との日本ユーススーパーフライ級王座決定戦に出場することも発表された。

スポーツ

×