王者・山中陣営、挑戦者サルダールのピンク頭髪に勝機!? 13日、WBO世界ミニマム級戦

スポーツ報知
予備検診を受ける王者の山中竜也。左は挑戦者のサルダール

 ◆WBO世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・山中竜也(22)=真正=―同級3位・ビック・サルダール(27)=フィリピン=(13日・神戸市立中央体育館)

 両選手が10日、神戸市内の真正ジムで行われた予備検診で初対面し、山中陣営はサルダールのピンクに染めた毛髪に戦い方のヒントを得た。モヒカンの右半分、つまり王者から見て左半分がピンク色。山中は「影響されることはない」と笑い飛ばし、セコンドにつく山下正人会長(56)は「目のフェイントや。髪の毛が気になっているフリをして、ボティーを打て」と挑戦者の奇抜な頭髪を逆手に取る作戦まで提案した。

 予備検診は両者異常なし。山中の胸囲が89センチと、8回終了TKO勝ちした3月のカジェロス(メキシコ)戦よりも2センチアップ。判定勝ちで王座を奪取した昨年8月の前王者・福原辰弥(本田フィットネス)戦から数えると、約1年で5センチも大きくなった。

 トレーニング効果を実感する山中は「自分でも力がついてきていると分かる。力まずにパンチを打ちたい」ときっぱり。山下会長は「胸囲が脅威や」とダジャレで会見場を沸かせ、“前哨戦”で相手陣営をのみ込んだ。

 サルダール(胸囲で劣るも、リーチでは171センチと王者より3センチ上回る)「少しは有利だが、リーチ合戦をするわけではない。山中を実際に見て闘志が沸いた。自分が勝つと分かっている」

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