木村翔、２度目防衛で高層マンション生活維持だ…初防衛前から家賃１０万円ＵＰ

　青木ジムは１９日に都内で会見し、所属するＷＢＯ世界フライ級王者・木村翔が、２７日に中国・青島で同級４位フローイラン・サルダールとの２度目の防衛戦に臨むと発表した。昨年大みそかに初防衛後、家賃５万円で５畳１Ｋのアパートから２４階建て高層マンションの１６階に引っ越し。１０畳１Ｋで家賃は１０万アップしながらも、酒配達のアルバイトを辞めた。「もともとはボロアパート。自分にプレッシャーをかけて（部屋を）維持できれば」とボクシング一筋で気合十分だ。

　昨年７月に中国の英雄・鄒市明（ゾウ・シミン）から王座奪取。「中国で勝って人生が１８０度変わった。良いお洋服を着て、良いご飯も食べられるようになった」と現地で街を歩けばサイン攻めに合い、卓球の福原愛（２９）に次いで人気の日本人となった。今回は王座奪取時と同じく中国全土で生中継と注目されている。

　Ｖ２達成後に指名試合で戦う可能性の高い、元ＷＢＯ世界２階級王者で同フライ級１位・田中恒成（２３）＝畑中＝が現地で視察予定。木村は「狙いを定められてますね。（強さを）しっかりアピールしたい」と勝利を誓った。（浜田　洋平）