井上尚弥、WBSS抽選会から帰国「期待されていると感じた」優勝賞金は約1億円の見込み

スポーツ報知
ロシアから帰国し、成田空港で会見した井上尚弥

 今秋開幕のトーナメント方式で争う「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」の抽選会に出席したWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25)=大橋=が23日、ロシア・モスクワから帰国した。初めて同地を訪れ、「こういったイベントは初めて。より一層、気持ちを引き締めて挑みたい。いざ、現地に行って期待されている面も感じた。出場している人と顔を合わせて、試合の楽しみが増えた」と振り返った。

 他団体王者らと8人でベルトを争い、優勝賞金約1億円が見込まれるトーナメント。初戦相手の選択はシード選手の指名制で、シードの井上は元WBAスーパー王者の同級4位フアンカルロス・パヤノ(34)=ドミニカ共和国=を選んだ。

 パヤノは2004年アテネ、08年北京五輪に出場したサウスポー。14年6月にWBA同級王座を奪い、2度目の防衛戦で敗れた。「キャリアも実力もある。オーラがあった。(サウスポーは)これから対策して慣れていきたい。目標は優勝。内容にもこだわりたい」と先を見据えた。日時、場所の詳細は8月に発表予定。

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