井上尚弥、WBSS抽選会でWBO王者テテと“ポテチ”交流「モチベーション上がりっぱなし」

スポーツ報知
ロシアから帰国した井上尚弥。大橋会長と最強トーナメント制覇を目指す

 今秋開幕のトーナメント方式で争う「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」の抽選会に出席したWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25)=大橋=が23日、ロシア・モスクワから帰国した。

 初対面の他団体王者に「キャリアを積んできたオーラがある。もっとピリピリしているのかなと思っていたけど、強い選手は気持ちも優しい。伝えることはしっかりと伝えていた。行く前のイメージと違った」と刺激を受けた。

 優勝候補の一人とされるWBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)について、陣営の大橋秀行会長(53)は「2人でポテチ食べてたね」と、勝ち進めば戦う可能性のある相手とスナック菓子で国際交流。井上は「フレンドリーだった。意外だった」と驚いていた。

 壇上では「I’m exciting to enter the tournament」と覚えた英語でコメント。司会者とのぎこちないやりとりに「一方通行でしたよね」と笑いつつ、「言葉は決めていた。それを言うだけで雰囲気も違う」と狙い通り、優勝候補として会場を盛り上げた。海外のリング上での勝利者インタビューを思い描き「勉強しないとダメだなと。頑張ります」と話した。

 初戦は元WBAスーパー王者で同級4位フアンカルロス・パヤノ(34)=ドミニカ共和国=に決定。「弱い選手はいないし、モチベーションは上がりっぱなし」。日本のモンスターが世界をのみ込んでいく。

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