選手宣誓に「山根会長のおかげで」の文言強要か…ボクシング連盟・山根会長の疑惑「とくダネ!」が検証

スポーツ報知
山根会長

 2日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)で日本ボクシング連盟・山根明会長(78)が助成金の不正流用疑惑など不当な圧力が「日本ボクシングを再興する会」に告発された問題を特集した。

 番組では、大会の選手宣誓で必ず枕詞に「山根会長のおかげで」と発言があったという。「日本連盟の皆さんありがとうございます」ではダメで「山根会長のおかげで」と言わないと同会長は「オレはいろいろしてやったのに、感謝がなかったじゃないか」と怒ってしまうと報じた。

 実際に番組では2016年の岩手国体で岩手県の選手が「山根会長のおかげで」と選手宣誓に入れなかった。選手の父親を取材しなぜ入れなかったのかを聞くと「山根会長に世話になっていないから言いたくない」と明かした。試合は、奈良県の選手に敗れ、父親は「うちの子は言わなかったので負けにされたのではないか」とコメントしていた。

 社会学者の古市憲寿氏(33)は「普通に会長に会ったことない選手も多いわけで、それなのに山根会長って言わなきゃ行けないっていうことがルールになっていたことがすごい」と呆れていた。スタジオには山根会長を告発した「日本ボクシングを再興する会」の会長で新潟県連理事長を務める鶴木良夫氏が出演し、古市氏は「言わざるを得ない雰囲気があったんですか?」と聞くと「監督に命じていると思います」と鶴木氏は明かしていた。

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