清水聡 圧巻の4回TKOで東洋太平洋V3! デビューから7連続KO

スポーツ報知
第4ラウンド、河村 をTKOで退け、タイトルを防衛した清水

◆プロボクシング▽東洋太平洋フェザー級(57・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 清水聡―河村真吾(17日、東京・後楽園ホール)

 2012年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストで、東洋太平洋フェザー級王者・清水聡(32)=大橋=が、同級10位の河村真吾(28)=堺東ミツキ=を4回2分43秒TKOで下し、3度目の防衛に成功した。

 初めて日本人を挑戦者に迎えた防衛戦は初回から打撃戦の様相。接近戦を仕掛けてきた河村に対し、打ち合いで応じた。2回に入ると相手の動きを読み切った王者が右のリードジャブを軸に、独特のリズムでパンチを浴びせ、4回にロープを背負った場面から相手の連打をかわすと、左ショートを顔面に入れてダウンを奪った。一度は立ち上がった河村に今度は左ボディー。さらに連打を浴びせたところでレフェリーが試合を止めた。

 デビュー以来7戦全勝7KO。ダウンを奪ったパンチを「もっと切れがよかったらもっとダメージを与えられた。でも、だいぶ調子は上がっている」と手応え。防御面でもテクニックを見せつけ、「きょうはパンチをもらわなかったのでよかった」と自画自賛した。

 西日本豪雨で、岡山県総社市の実家が被災し、家は流された。「岡山の人たちに順調に勝っているということを届けたいと思っていた」と故郷に勝利を送れたことを喜んだ。

 世界挑戦は秒読み段階に入っているが、「タイミングもあると思う。もっと練習して準備を整えていきたい」と意欲を口にした。

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