小野心 日本ミニマム級王座初防衛「まだまだ強くなって上に行きたい」

スポーツ報知
初防衛に成功した日本ミニマム級王者・小野心

 ◆プロボクシング▽日本ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・小野心―同級1位・加納陸

 日本ミニマム級王者・小野心(35)=ワタナベ=が初防衛に成功した。指名挑戦者で同級1位の加納陸(20)=大成=に8回2分46秒TKO勝ち。15歳年下の相手に王者の貫禄を見せつけた。小野の戦績は23勝(6KO)9敗3分け、加納は13勝(7KO)3敗1分け。

 2度の世界挑戦経験を持つ元東洋太平洋ライトフライ級王者・小野は序盤から主導権を握った。2回には左ストレートを浴びてぐらつく場面もあったが、上体を低くかがめながら上下に打ち分け、的確にパンチを当てた。8回にロープに詰めてこの日初ダウン。再開後も手を緩めずに尻もちを尽かせる2度目のダウンで試合を決め「勝ってホッとしている」と胸をなで下ろした。

 4月の王座決定戦で平井亮輝(千里馬神戸)に判定勝ち。ミニマム級とライトフライ級を合わせ、計4度目の挑戦で獲得した日本王座を守り抜いた。「ボクサーである限り、テッペンを見てきた。少しずつ強くなれていると思う。まだまだ強くなって上に行きたい」と飛躍を誓った。

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