井岡一翔、1年5か月ぶり試合が米国デビュー戦「全く問題ない。体作り直した」当地で公開練習

スポーツ報知
米国デビューを控える井岡一翔(右)は名トレーナーのイスマエル・サラス氏を7年ぶりに師事

 ◇プロボクシング▽スーパーフライ級(52・1キロ以下)10回戦 WBA世界同級2位・井岡一翔―WBC同級3位・マックウイリアムス・アローヨ(8日、米ロサンゼルス)

 昨年大みそかの引退表明を撤回し、8日(日本時間9日)に米国で復帰戦に臨む元世界3階級王者・井岡一翔(29)=SANKYO=が5日、当地のジムで公開練習を行った。数分前に対戦相手のアローヨ(プエルトリコ)が練習を終えて引き上げた後、井岡はイスマエル・サラストレーナー(61)へのミット打ちや、シャドーボクシングなどで軽快な動きを見せた。

 慣れ親しんだフライ級から一階級上げ、1年5か月ぶりの試合が米国デビュー戦となるが、ブランクについては「練習を始めた時の方が感じたが、今は全く問題ない」ときっぱり。「体を作り直し、少しずつ変わってきた実感がある。強さを証明するのにアローヨは、いい相手」と自信を見せた。

 リング外では、昨年5月に結婚した妻で歌手の谷村奈南(30)との離婚危機が今夏、一部で報じられたため、この日はマネージメント事務所関係者が報道陣に対し「ボクシング以外の質問はしないで」とピリピリ感が漂った。一方で、井岡は「いい試合のチャンスをもらえた。自分は“持っている”と思う」と笑顔。目標に掲げる日本人初の世界4階級制覇へ、まずは本場・米国のリングで結果を出す。

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