村田諒太、「最後はファンが見たいと思うカード…」カネロと対戦に意欲も

スポーツ報知
2度目の防衛戦前最長となる9ラウンドのスパーリングを行った村田

◆プロボクシング世界戦 WBA世界ミドル級タイトルマッチ 王者・村田諒太―同級2位・ロブ・ブラント(10月20日、米ネバダ州ラスベガス・パークシアター)

 WBA世界ミドル級王者・村田諒太が、待望のビッグマッチへ持論を展開した。10月20日に米ラスベガスで行うロブ・ブラントとのV2戦に向けて24日、都内の帝拳ジムで試合前最長となる9回のスパーリングを実施。実現の可能性を残す元3団体統一同級王者ゴロフキン(カザフスタン)との一戦について「自分が誰とやりたいというのは大事だけど、最後はファンが見たいと思うカード(が大事)なので…」とファンの期待に沿っていく姿勢を示した。

 ゴロフキンは15日の防衛戦で挑戦者アルバレス(メキシコ)に敗れ、王座陥落。村田陣営がV2成功後の来年に開催を目指していたゴロフキン戦も消滅したかにみえたが、20日に帝拳ジムの本田明彦会長が将来的な対戦の可能性に含みを残す発言をしていた。

 村田は「ボクシング界が盛り上がるというなら(ゴロフキン戦を)やればいい。でも『ゴロフキンではなく、カネロ(アルバレス)にいけよ』とみんなが言うなら、今度はそこを目指せばいい」とプロの仕事に徹するつもりだ。(飯塚 康博)

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