【ボクシング 田中恒成、初防衛戦は年末か。世界最速タイ3階級制覇から一夜明け会見】

スポーツ報知
3階級制覇から一夜明け、サングラスをかけて会見した田中恒成

 24日に世界最速タイ12戦目、国内最年少23歳での世界3階級制覇を無敗で達成したWBO世界フライ級(50・8キロ以下)王者・田中恒成(23)=畑中=が25日、名古屋市内のCBCテレビで会見した。

 激しい打撃戦の末、判定2―0で制した前王者・木村翔(29)=青木=との一戦から一夜明け、腫れた両目にサングラスをかけて登場。「試合の映像は見ました。細かい課題はあるけど、『いい試合に感動した』と会う人、会う人が言ってくれるのでうれしい。今後、防衛を重ねていきたい」と笑顔を見せた。

 木村に対しては「試合ができて本当に良かった」と改めて敬意を表した新王者。木村陣営が判定を不服としており、WBOに再戦を求める可能性があるが、田中自身は「昨日戦ったばかりの相手との再戦はあまり考えられない」とした。

 畑中清詞会長(51)も「恒成―木村戦は年間最高試合じゃないか」とご機嫌。今後について「予定は未定」としながらも「全国ネット(中継)の話があれば、年末にも初防衛戦となるかもしれない」。いきなりのフライ級他団体王者との統一戦についても「可能性はある」とした。会見後、米ボクシング老舗「リング」誌の取材を初めて受けるなど、注目度が増してきた田中の今後に注目だ。

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