高山勝成、来週にもアマチュア登録認定「全ての方に感謝申し上げたい。ここからが勝負」

　プロボクシングで日本初の世界主要４団体タイトル制覇を果たした高山勝成（３５）＝名古屋産大＝が９日、都内で日本連盟のアマチュア登録審査会に出席し、登録への申請資格を得た。

　同連盟の内田貞信会長（４５）らと面談し、アマのルールに関するペーパーテストを受講。近日中に愛知県連盟に申請し、早ければ来週にも登録が認められる見通し。国内でプロのアマ登録が認められるのは初めて。昨年４月にアマで五輪出場を目指すと表明した高山は「全ての方に感謝申し上げたい。ここからが勝負」と話した。

　山根明前会長（７８）の体制下にあった日本連盟は、プロ経験者の出場を認めていなかった。高山は選手登録を求め、８月に日本スポーツ仲裁機構に仲裁申し立て。日本連盟の菊池浩吉副会長（５４）は「アマのルールもしっかりと理解していただいていた。今回は仲裁機構の絡んだ特例のやり方です」と説明。今後、プロがアマ登録を求めた場合の明確な規則を作成する。