亀田和毅、2階級制覇へ「亀田家に3年半、ベルトがないのはきつい。亀田家にベルトをもう一度」

スポーツ報知
世界戦を発表した亀田和毅(右)と、長兄の興毅

 亀田兄弟の三男でWBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(27)=協栄=が10日、都内で会見し、11月12日に東京・後楽園ホールで同級1位アビゲイル・メディナ(30)=スペイン=と暫定王座決定戦を行うと発表した。王者レイ・バルガス(メキシコ)が負傷中のため。元WBO世界バンタム級王者の和毅が勝てば、2階級制覇となる。和毅の戦績は35勝(20KO)2敗、メディナは19勝(10KO)3敗2分け。

 和毅にとって2015年9月にWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英国)に敗れて以来の世界戦。亀田3兄弟では、和毅がWBO世界バンタム級王座を返上した15年4月以来のチャンピオンベルト獲得のチャンスだ。「亀田家に3年半、ベルトがないのはきつい。亀田家にベルトをもう一度戻したい」と意気込みを語った。

 直近では、今年5月に元WBA中米スーパーフライ級王者ダニエル・ノリエガ(メキシコ)とのノンタイトル10回戦で3―0の判定勝ち。威力のある右が持ち味のメディナに対し「今できることをやれば、相手はもたない。プレッシャーをかけて俺の得意なスピードと、今ちょっとついてるパワーで倒せれば。ここから新たな時代を作りたい」と強気に話した。勝てば、肩を負傷中のバルガスと王座統一戦か、暫定王座の防衛戦となる。

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