世界最速タイの3階級制覇のロマチェンコ 村田諒太の世界戦興行に来訪
スポーツ報知
プロボクシングの世界3階級制覇で、WBA世界ライト級スーパー王者のワシル・ロマチェンコ(30)=ウクライナ=が20日(日本時間21日)、米ラスベガスで行われたWBA世界ミドル級タイトルマッチ(村田諒太―ロブ・ブラント)の興行に訪れ、メディアの取材に応じた。
5月12日に同級王者だったホルヘ・リナレス(帝拳、ベネズエラ)を10回TKOで下し、世界最速の12戦目での3階級制覇に成功した。試合で右肩を痛め、5月末に手術した。最近になり、ジムワークを再開し、「順調に回復している。もう大丈夫だ」と語った。一方で、再戦を熱望しているリナレスに触れ、「俺は問題ない」と前向きな姿勢を見せた。
また、9月24日に3階級制覇を果たしたWBO世界フライ級王者・田中恒成(23)=畑中=に同じ12戦目での記録に並ばれたことについて「(田中の記録は)知っているよ。でも、後から追いついたから彼はハッピーではないんじゃないかな」と笑った。
ロマチェンコは12月8日にニューヨークでWBO同級王者のホセ・ペトラザ(プエルトリコ)との2団体王座統一戦を予定している。