メディナ陣営、亀田陣営の“ひげをそれ”の抗議に「孫悟空は尻尾を切られると、力が出なくなるだろ!」

スポーツ報知
計量を終えてアビゲイル・メディナとポーズを決める亀田和毅(右)

◆プロボクシング 世界戦▽WBC世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)暫定王座決定戦12回戦 同級1位アビゲイル・メディナ―同級2位・亀田和毅(12日、東京・後楽園ホール)

 WBC世界スーパーバンタム級2位・亀田和毅(27)=協栄=が11日、同級1位アビゲイル・メディナ(30)=スペイン=との暫定王座決定戦に向け、都内で前日計量に臨んだ。和毅はリミットを0・1キロ下回る55・2キロ、メディナは0・2キロ下回る55・1キロで一発パス。蓄えたひげの長さに亀田陣営から抗議が入ったメディナは「自分のスタイルだ。なんで切らなきゃいけないの?」と不快な表情を示した。

 亀田陣営の金平桂一郎会長(53)は、ワセリンなどの薬品がひげに付着し、それが和毅の目に入ることを危惧。メディナは、報道陣の一人を指さし「例えば、あなたのそのスタイルが無くなったらどうなる? 特に何かあるわけじゃないが、これが私なんです」と説明した。すると、メディナ陣営が取材に割って入り「孫悟空は尻尾を切られると、力が出なくなるだろ! そんなようなもんだ」と主張。漫画「ドラゴンボール」の主人公が尻尾を切られると大猿に変身できなくなるという、日本人に分かりやすい例えでツッコミを入れた。

 計量後に行われたルールミーティングでは、メディナ側が他の選手の写真を提示して許容範囲だと主張するなど、試合前から火花を散らす展開。協議の結果、試合当日に会場入りした際、スーパーバイザーとレフェリーのチェックで最終判断することに決まった。

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