井岡一翔、大みそかの世界戦を発表 4階級制覇へ「人生でも色々あった1年。2018年を最高の形に」

スポーツ報知
4階級制覇の世界戦を発表した井岡一翔は、V4のポーズを決める

 プロボクシング元世界3階級王者のWBO世界スーパーフライ級3位・井岡一翔(29)=SANKYO=が12日、都内で会見し、マカオで大みそかに世界戦を行うことを発表した。

 日本人初の4階級制覇をかけ、WBO世界同級王座決定戦で元世界3階級王者の世界ランク1位ドニー・ニエテス(36)=フィリピン=と対戦する。2年ぶりに大みそかのリングに上がる井岡は「1年の最後の日に試合をできるということは、ボクサーとしてもすごく幸せなこと。大みそかで試合をやってきて、特別な日。また帰って来たということはすごく楽しみです」と意気込んだ。

 試合はTBSで生放送。日本人初の4階級制覇がかかり、「記録のかかった試合ができることは、すごくモチベーションが上がる。もう一度、チャンピオンに返り咲きたい。新たな記録を打ち立てたい。わかりやすくKOを狙って、最終的にKOできるように」と攻撃的な姿勢を貫くつもりだ。

 昨年大みそかに引退を宣言したが、今年7月に復帰を表明。9月に米国で行われた再起戦で判定勝利を飾った。「人生の中でも色々あった1年。いろんな経験をして、最後の日に4階級制覇がかかった試合ができる。2018年を最高の形で締めくくりたい」と決意を示した。

 ◆井岡 一翔(いおか・かずと)1989年3月24日、堺市生まれ。29歳。大阪・興国高で全国6冠。東農大を中退し、09年4月にプロデビュー。11年2月、WBC世界ミニマム級王座奪取。12年6月、WBA同級王者・八重樫東(大橋)に判定勝ちし、日本人初の複数団体統一。同年12月、WBA世界ライトフライ級王座獲得で2階級制覇。15年4月、WBA世界フライ級王座奪取で当時世界最速18戦目で3階級制覇。身長165センチ。右ボクサーファイター。叔父は元世界2階級王者・弘樹氏(49)=井岡弘樹ジム会長=。

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