亀田和毅、来年のターゲットは亀田家初の他団体統一「お兄ちゃんができなかったことを」

スポーツ報知
2階級のベルトを肩にポーズを決める亀田和毅

 WBC世界スーパーバンタム級暫定王者・亀田和毅(27)=協栄=が13日、王座獲得から一夜明けて会見を行った。12日は同級1位アビゲイル・メディナ(30)=メキシコ=との暫定王座決定戦で3―0の判定勝ち。史上初の3兄弟2階級制覇を達成し、亀田家に3年7か月ぶりの世界王座をもたらした。次戦はWBC正規王者レイ・バルガス(メキシコ)との団体内での統一戦が基本線となるが、将来的なプランとして「他の団体との統一ですね。そういうチャンスがあれば、お兄ちゃん(長兄・興毅氏)、大ちゃん(次兄・大毅氏)ができなかったことをやりたい。来年、チャンスがあれば」と亀田家初の統一王者を狙う。

 現在の他団体王者は、WBAにダニエル・ローマン(米国)、WBOにアイザック・ドグボエ(ガーナ)、IBFにTJ・ドヘニー(アイルランド)がいる。

 和毅のトレーナーを務める興毅氏は「スーパーバンタム級は和毅が統一して、全部まとめてもらいたい。陣営としてはそういう気持ち。まだまだ伸び白はあるし、楽しみ」と期待。8月に岩佐亮佑(セレス)から王座奪取したドヘニーの試合は後楽園ホールで生観戦しており「実際に見て、勝てる手応えがあってオファーも出していた。ターゲットになる。亀田家初の統一王者の実現に向けて頑張ってもらいたい」と話した。

 一夜明けて試合を振り返った和毅は「WBCのベルトは俺の夢やった。一番欲しかったベルト」と感慨深げ。「とりあえず今は休みたい」と、まずは回復期間をつくる。

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