亀田和毅の協栄ジム・金平会長、井上尚弥との対戦に言及「やってみないとわからない」

スポーツ報知
2階級のベルトを肩にポーズを決める亀田和毅(カメラ・清水 武)

 WBC世界スーパーバンタム級暫定王者・亀田和毅(27)=協栄=が13日、暫定王座獲得から一夜明けて会見を行った。12日は同級1位アビゲイル・メディナ(30)=メキシコ=との暫定王座決定戦で3―0の判定勝ち。史上初の3兄弟2階級制覇を達成し、亀田家に3年7か月ぶりの世界王座をもたらした。次戦はWBC正規王者レイ・バルガス(メキシコ)との団体内での統一戦が基本線。陣営の金平桂一郎会長(53)は「WBCの指令次第。まだ何も話は来ていない」と明かした。

 さらに先の話として、WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25)=大橋=にも言及。井上は他団体王者とのトーナメント方式で争う「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ」に出場中。来春に準決勝を控え、決勝まで戦い終えた先に和毅と同じスーパーバンタム級に階級を上げる可能性もある。

 金平会長は「結局は、いつどう上がってくるか。(井上陣営の)大橋(秀行)会長なり、井上君なり、今はトーナメントをやっている最中。条件はトーナメントクリアしてからの話」とした上で「皆さんに喜んで頂ける試合をしたい。ほとんどのボクシング関係者は井上にはかなわないと思っているけど、やってみないとわからない。井上君が強いのは見たらわかる。決して井上君を卑下しているわけじゃないけど、相手は変わりますよ」と、対戦経験のない相手なら勝敗は見えないことを強調した。

 和毅は一夜明け「1人で4団体統一したら面白い」と亀田家初の統一王者への道も視野に入れた。

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