井上尚弥、全日本選手権の生中継で解説「プロとアマがいい関係になれば」プロによるアマ大会解説は初

スポーツ報知
テレビ解説する井上尚弥

 アマチュアボクシングの全日本選手権が行われ、WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25)=大橋=が、NHKの生中継で解説を務めた。日本連盟によると、プロがアマの大会で解説するのは初めて。全階級の終了後に取材に応じ「自分が育ったアマの大会で解説ができるのは、すごくうれしい。(選手の)レベルが高いですね」と印象を語った。

 17日に会場入りし、準決勝を観戦して選手たちを下調べ。「(自分がアマ時代から)知っている選手たちがいると楽しい。技術的な解説しかしてないですよ。それしかできないです」。プロとアマで「長距離と短距離くらい違う」というルールの差にも配慮しながら、視聴者に分かりやすく解説した。

 自身は2011年にライトフライ級で優勝した。久々に触れた会場の雰囲気に「懐かしい。自分の時は入場曲とかなかった。にぎやかになっている。(当時)ライバルだった監督とかコーチに会えてうれしい」と笑顔。「プロとアマがいい関係になって、プロの世界、アマの世界で切磋琢磨(せっさたくま)していけたら。ボクシング界全体がレベルアップすれば」と発展を願った。

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