早大生ボクサー岩田翔吉、12月8日米国デビュー「将来は視聴率が取れるように」

スポーツ報知
12月に米国でプロデビューする岩田翔吉(カメラ・浜田 洋平)

 プロボクシングで12月8日(日本時間同9日)に米カリフォルニア州のスタブハブ・センターで、プロデビューする岩田翔吉(22)が28日、練習拠点を置く都内の帝拳ジムで調整した。ムエタイ経験者のジョエル・バミューデス(29)=米国=とライトフライ級(48・9キロ以下)4回戦で対戦。米国で臨む異色の初陣へ「軽量級が人気になるような試合がしたい」と勝利を誓った。

 現在、早大在学中の岩田は、小学4年から総合格闘技を始め、レスリングなどを経験。キックボクシングで全国制覇したが、中学2年で「パンチが好き。2本の腕だけなのに奥深い」とボクシングに転向した。武器はスピードとパンチのタイミング。「勉強になる」と元世界5階級王者のフロイド・メイウェザー(米国)らを動画で研究している。

 この日は3回のスパーリングで跳びはねるように左右にステップを踏むと、機を見て打ち込んだ。試合会場は、昨年9月に現WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25)=大橋=が軽量級の強豪を集めた興行「SUPERFLY」で戦った場所。「米国はエンターテインメントの本場。将来は視聴率の取れるボクサーになりたい」。2万7000人収容のリングで華々しくプロの第一歩を踏み出す。(浜田 洋平)

 ◆岩田 翔吉(いわた・しょうきち)1996年2月2日、東京都生まれ。22歳。小学4年時に元総合格闘家の故・山本KID徳郁さんのジムで格闘技を始める。中学2年でボクシングに転向し、中2、3年のU―15全国大会で優勝。東京・日出高3年時に全国高校総体優勝。早大在学中。身長163センチの右ボクサーファイター。

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