現役続行決意・村田諒太「目指すものをまずは見つけていかないといけない」…一問一答

スポーツ報知
会見で現役続行を表明した村田諒太(左は帝拳ジム・浜田剛史代表=カメラ・清水 武)

 プロボクシングの前WBA世界ミドル級王者・村田諒太(32)=帝拳=が4日、都内で会見し、現役続行することを表明した。10月20日に米ラスベガスで行われた2度目の防衛戦で、指名挑戦者の同級3位ロブ・ブラント(28)=米国=に0―3の判定負け。プロ2敗目で王座陥落した直後は、ほぼ引退を決めていたが、ボクサー人生の集大成にはできないとして再起を決断した。日本人初の偉業を打ち立ててきた村田が、再び世界王者を目指して拳を振る。

 ★村田に聞く

 ―現役続行を決断した。

 「ハングリーさ、求めるものが少し欠如していた。単に世界の舞台に立てればいいわけじゃなく、自分を心身ともに追い込んで、求めるものをしっかり求めて、またリングに立つ。そういう自分になりたい」

 ―もう一度目指すものは。

 「難しい質問。世界王者の称号を得て満足したところも少しあったし、その気持ちをなかなか取り戻せないと思う。それをまずは見つけていかないといけない」

 ―最強を目指すべきでは。

 「負けた人間がゴロフキンやカネロ(サウル・アルバレス)を追いかけると言っても、その前のレベルで負けている。自分のボクシングで示せていければ」

 ―今後は。

 「流れが来たら風に乗っていく。今から『やるぞ』って燃えると持たないので、弱火で」

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