井上岳志、スーパーウエルター級で世界初挑戦を発表 “カネロ2世”の王者に「命を懸けてやる」

スポーツ報知
世界初挑戦の井上岳志

 プロボクシング東洋太平洋、WBOアジアパシフィック(AP)スーパーウエルター級3位・井上岳志(28)=ワールドスポーツ=は5日、都内で会見し、来年1月26日に米国でWBO世界同級王者ハイメ・ムンギア(22)=メキシコ=に挑戦することを発表した。世界初挑戦となるWBO同級3位の井上の戦績は13勝(7KO)1分け、3度目の防衛戦となるムンギアは31勝(26KO)。

 井上は2017年4月に日本同級王座を獲得し、初防衛後に返上。同年11月にラーチャシー・シットサイトーン(タイ)に8回TKO勝ちし、東洋太平洋王座とWBOAP王座を獲得した。「夢にまで見た世界タイトルマッチ。今までは一戦、一戦負けるんじゃないかと不安もあったけど、負けるつもりはない。ワクワクした気持ち」と念願の初挑戦を見据えた。

 王者は、母国・メキシコで世界ミドル級2団体統一王者サウル“カネロ”アルバレスに次ぐスター候補。カネロ2世の呼び声高い相手だが、井上は「世界の強者とやる意識で練習してきた。ちゃんとした覚悟をこの数か月で積み上げてこられた。プロになる前からスーパーウエルター級は化け物しかいないと思っていた。気後れすることはない。命を懸けてやるもの」と強い覚悟を示した。

 ◆井上 岳志(いのうえ・たけし)1989年12月1日、東京・足立区生まれ。29歳。東京・駿台学園高からボクシングを始め、法大に進学。07年国体少年の部ウエルター級で優勝など、アマ戦績は39勝(21KO)16敗。14年8月にプロデビュー。17年4月に日本スーパーウエルター級王座を獲得し、初防衛後に返上。同年11月に東洋太平洋王座とWBOAP王座を獲得。身長173センチの右ボクサーファイター。家族は両親と姉、兄。独身。

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