井上尚弥の弟・拓真が世界初挑戦のトリプル世界戦に、兄が番組ゲスト

2018年12月14日19時4分  スポーツ報知
  • 30日にトリプル世界戦を行う(左から)拳四朗、伊藤雅雪、井上拓真

 30日に東京・大田区総合体育館で行われるボクシングのトリプル世界戦を、フジテレビ系が生中継「フジボクシング2018 伊藤雅雪・井上拓真・拳四朗トリプル世界戦」(後7時、延長対応あり)することになった。

 日本人として37年ぶりに米国で王座を獲得したWBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(27)の初防衛戦、そして、戦慄の70秒KOで世界を震撼(しんかん)させたモンスター・井上尚弥の弟・拓真(22)の世界初挑戦、さらに10月に防衛を達成したばかりの拳四朗(26)のV5戦が行われ、海外からも注目される3選手の競演が実現する。

 トリプル世界タイトルマッチのメーンを託されたのは、新鋭とも言える伊藤。7月には米フロリダ州キシミーで同地を本拠地とするクリストファー・ディアス(プエルトリコ)との王座決定戦に挑み、完璧な勝利を収めた。日本人選手が世界タイトルを奪うのは、実に37年ぶりという快挙。類まれな運動能力を誇り、ワンツー主体の見ていて気持ちのいいボクシングを身上としているが、その端正なルックスも手伝って、ボクシング界のスーパースター候補と期待が高まっている。今回は、エフゲニー・チュプラコフ(ロシア)を相手に日本で初めての世界タイトルマッチとなるが「応援してくれた人たちに恩返ししたい」と、凱旋(がいせん)防衛戦に心を弾ませている。

 井上尚弥の弟である拓真は2016年2月、一度はWBOバンタム級王座への挑戦が決まりながら、練習中に右拳を骨折して無念のキャンセル。試練を乗り越えて世界戦の舞台に立つ井上は「2年越しの世界戦で、やっときたか、という気持ち。でも、この2年でキャリアがつき、必ず取れる自信がある」と意気込みを語る。「これだけ強豪と戦ってきた選手は拓真しかいない」と大橋秀行会長(53)も太鼓判を押す。対戦相手のペッチ・CPフレッシュマート(タイ)は、48戦全勝33KOという驚異の戦歴を持つタイのファイター。長身でサウスポーとやりにくい相手だが、拓真は「サウスポーは嫌いじゃない。スパーリングでだいぶ対策もできてきた」と自信をのぞかせる。

 「フジボクシング」の常連ファイター、拳四朗は世界タイトル獲得から約1年半で早くも5度目の防衛戦。記者会見では「また年末のイベントに呼んでもらえてうれしい」とトレードマークの“拳四朗スマイル”を爆発させた。今回の相手であるサウル・フアレス(メキシコ)は、世界タイトル獲得経験こそないものの、世界チャンピオン4人との対戦では、いずれもフルラウンド戦い抜き、KO負けは一度もないという難敵。それでも拳四朗は「相手を苦しめて、後半にかけて倒したい」とKO勝ちへの意欲を見せている。

 番組ではスペシャルゲストに香川照之(53)、井上拓真の兄でWBA世界バンタム級王者の尚弥もゲストに招いて注目の試合を盛り上げる。

 ◆試合カード

 <WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ>
 王者:伊藤雅雪(伴流)VS同級1位:エフゲニー・チュプラコフ(ロシア)

<WBC世界バンタム級暫定王座決定戦>
 同級2位:ペッチ・CPフレッシュマート(タイ)VS同級5位:井上拓真(大橋)
 <WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ>

王者:拳四朗(BMB)VS同級8位:サウル・フアレス(メキシコ)

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