名トレーナーのイスマエル・サラス氏、井岡一翔と共に日本人初4階級制覇へ

2018年12月15日18時6分  スポーツ報知
  • 日本人初4階級制覇に挑戦する井岡一翔

 15日放送のTBS系「バース・デイ」(土曜・後5時)では、9月8日(日本時間9日)に米国で復帰戦に臨んだボクシング元世界3階級王者・井岡一翔(29)=SANKYO=の外国人トレーナー、イスマエル・サラス氏(61)を特集した。

 昨年大みそかの引退表明を撤回し、かつて制覇した3階級のさらに上、スーパーフライ級で復帰戦を戦った井岡は3―0の判定(99―90、97―92、97―92)で勝利し、米国デビュー戦を華々しく飾った。そこで見せたのは、今までの井岡とはまるで別人のような超攻撃的ボクシングだった

 その超攻撃的スタイルを作ったのがサラス氏。これまでに21人の世界王者を育て、指導報酬の最高額は1試合約2800万円という。

 井岡は「4階級制覇を目標にした時に、絶対サラスさんに見てもらいたかった」と指導を熱望。井岡とは16年前に初対面したことがあるサラス氏は、一翔の叔父で元プロボクシング2階級制覇の井岡弘樹氏(49)の3階級目の挑戦の際にトレーナーを務めた。しかし試合は敗退し、弘樹氏はその年に現役を引退した。

 その後、弘樹氏から「おいを世界チャンピオンにしたい」と一翔の指導を依頼されたと振り返ったサラス氏は「私にはずっと心残りがあった」といい、「なぜあのとき弘樹の役に立てなかったのか自問自答を繰り返していた。でも弘樹に、一翔を託され『これであの時の無念を晴らすことができる』と思った」と快諾したという。弘樹氏を指導していた際、ボクシングジムに通っていた日本人妻・琴巳さん(44)とも結婚した。

 一翔の世界初戴冠の時はトレーナーを務めていたサラス氏だが、その後別離。しかし今年になり約7年ぶりに一翔のトレーナーに復帰した。日本語を話せないサラス氏の通訳は琴巳さん。一翔のサラス氏への信頼は絶大で「戦略的にも結果的にもかなり大きく救われていて、前回の試合もサラスさんの指導があったから勝てた」と語った。

 サラス氏は「試合中にかける言葉は出来るだけシンプルにします。一翔の心に一瞬で届かせる、それが私の仕事なんです」と、一翔と共に日本人初4階級制覇に挑戦する。一翔も「記録を残すことで語り継がれるボクサーになる。必ず勝って日本人初の4階級制覇をして、2018年を締めくくりたいと思います」と宣言した。

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