坂本真宏、世界王者も生中継も勝ち取る 31日は京口&井岡放送で“戦力外”

スポーツ報知
トリプル世界戦で自身だけ当日テレビ中継がないことに発奮している坂本真宏(中)。左は枝川孝会長、右は武市晃輔トレーナー

 大みそかにマカオでプロボクシングIBF世界フライ級王座に挑む坂本真宏(27)=六島=が18日、トリプル世界戦で自身の試合だけテレビ中継がないことに発奮した。2階級制覇に挑む京口紘人、坂本、日本人初の4階級制覇を狙う井岡一翔の試合順。京口戦は関東、井岡戦は全国へ生放送されるが、知名度も低く王者ムザラネ(南アフリカ)に対して下馬評で不利な坂本は、視聴率争いの“戦力外”。その時間帯だけ別番組に変わり、1月21日の深夜放送。「今の僕なら仕方ない。勝って、あっと驚かせたい」

 この日は大阪市内で公開練習を行い、フィリピン人選手と2回のスパーリング。枝川孝会長は「以前は、打たれてアホになったらアカンと思ってガードをずっと上げていたが、積極的になった」と、大阪市大工学研究科の大学院ボクサーに期待。坂本は「判定までいかない」と、KOを予告した。試合実現に数千万円かかりファイトマネーも0円だが、めげない。番狂わせを演じ、大阪市大の体育館で行うプランもある初防衛戦で、生放送を勝ち取る。(田村 龍一)

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