井上尚弥、弟の試合は「自分の試合より緊張します」…報知プロスポーツ大賞表彰式

スポーツ報知
報知プロスポーツ大賞ボクシング部門受賞の井上尚弥(カメラ・越川 亘)

 報知新聞社制定「2018報知プロスポーツ大賞」の表彰式が26日、都内のホテルで行われた。

 世界3階級制覇、70秒での衝撃スピードKO勝ちなどが評価され初受賞となったWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25)=大橋=は、30日に暫定王座決定戦を行う弟の井上拓真(22)=大橋=について、「しっかり(暫定王者を)取って、兄弟でバンタム級チャンピオンになりたい」と期待を寄せた。

 「弟の世界戦となるとドキドキ。自分の試合より緊張します」と心境を明かした井上。来年の目標には「統一王者」を挙げて、「しっかり目指したい」と意気込んだ。

 5月のジェイミー・マクドネル戦では、計量に1時間遅刻した相手に激怒した。しかし、その1か月後に行った合宿中、ネット上でインスタライブを行ったところ、「マクドネルが(ライブに)入ってきたんです。何を話しているか(言葉が)分からないけれど…」と井上。「これがスポーツだと思った」と、勝敗を超えた交流を明かし、相手をたたえた。

 ◆井上 尚弥(いのうえ・なおや)1993年4月10日、神奈川・座間市生まれ。25歳。相模原青陵高でアマ7冠など通算75勝(48KO・RSC)6敗。2012年10月にプロデビュー。14年4月にデビュー6戦目でWBC世界ライトフライ級王座を獲得。同年12月にWBO世界スーパーフライ級王座奪取。身長165センチの右ボクサー。WBC世界バンタム級5位の弟・拓真(22)は30日に暫定王座決定戦に臨む。家族は咲弥夫人と長男・明波君(1)。

スポーツ

×