井上拓真、リーチ差11・4センチの相手に「問題ない」
スポーツ報知

◆報知新聞社後援 ◇プロボクシング▽トリプル世界戦 WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)暫定王座決定戦12回戦 同級2位タサーナ・サラパット―同級5位・井上拓真(30日、東京・大田区総合体育館)
WBC世界バンタム級5位・井上拓真(23)=大橋=が27日、世界初挑戦となる同級暫定王座決定戦に向け、都内で行われたトリプル世界戦の予備検診に臨んだ。身長164センチ、リーチ162・6センチ、首回り35・5センチ、胸囲91・5センチ。相手の同級2位タサーナ・サラパット(25)=タイ=は、身長168・7センチ、リーチ174・0センチ、首回り36・5センチ、胸囲87・0センチだった。
リーチが11・4センチ長い相手に対し、拓真は「印象は映像を見た通り。周りの人に聞くと、もっと大きいかなと思っていたけど、そこまで差がなく、やりやすいかなと思う。リーチが長い選手ともやってきたので、問題ない」と強調。父・真吾トレーナー(47)も「拓真はスピードと出入り(の速さ)があるので、問題ない」とした。
WBA世界バンタム級王者の兄・尚弥(25)=大橋=との兄弟世界王者のかかる一戦。減量も残り1キロを切り、いつでも計量に臨める状態だ。「相手と対面してみて、より一層、試合への気持ちが高まったし、あとはコンディションを整えて臨みたい」と冷静に語った。